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梅田 光雄



【 梅田 光雄 ( うめだみつお )  】

ギタージャズについてですが、最初の頃(1930年代)は電気ギターもなく
バンドのリズムだけをとるリズムギターでした(メロディーをとっても聞こえない)。
30年代後半から電気ギターが出てくるとソロ(アドリブ)をとれる様になり、
チャーリー・クリスチャン(米)やジャンゴ・ラインハルト(仏)という、
ジャズギターの元祖が出て来ました。
その人達に影響されてピリー・バウアー、ジミー・レイニー、バーニー・ケッセル、
タルファロー、ケニー・バレル、ウエス・モンゴメリー、ジム・ホール、ジョー・パス等、
今のジャズギターのスタイルを作り上げた人達が出て来ました。
オーソドックスなスタイルのジャズギタリストです。  

1940年~1970年以降、ロックやR&Bをやつていたギタリスト達が
ロックとジャズをミックスしたクロスオーバーというジャンルの音楽を作り上げました。
そのきっかけは69年にマイルス・デイビスが出した『ピッチェズプリュー』というアルバムでした。
初めてマイルスが自分のバンドにギターを入れた時でした。
それまで、オーソドックスなジャズギターを弾いていたのですが、
僕にピッタリの音楽だと感じ(以前ロックとかやつていたから)、
すぐにクロスオーバーに飛びつきました。
その頃のギタリストにジョン・マクラフリン、ラリー・コリエル、ジョージ・ペンソン等がいます。  

今ではクロスオーバーの事をフエージヨンと言いますが、
ロック的要素が多いバンドと、ジャズ的要素が多いバンドとに分かれている様に思います。
僕はジャズ的要素が強いパットメセニーやジョンアバンクロンビー等が好きです。  

70年代以降のギタリスト(クロスオーバーギタリスト)も
ほとんどが前半に挙げたギタリスト達の影響大です(似たようなフレーズが出てくる)。
ギタージャズの歴史は、Sax、Piano等に比べると浅いですが、
その変化は一番変わっているように思います。  

電気楽器ゆえにちょっとした音質の選び方でサウンドが全然変わってしまいます。
でもオーソドックスなジャズギタリストは高音をカットして低音を少し上げるという、
似たような音作りをしています。
それは少しでもぶっとい音になるようにということですが
(普通にするとエレキギターの弦は細いので、か細い音になってしまう、
他の楽器音に負けない様な音作りをしている。)
だからギタージャズの音色はトランペット、Sax等に比べると
マイルドなサウンドになっている様に思います。


ギター 梅田 光雄

HP ⇒ 梅田光雄 公式サイト




■熊本市出身
 14オでギターを弾き始める。

■18才で九州を中心にプロ活動を始め、ミュージシャントしてスタート。

■その後上京し、市川秀男、福井五十雄グループに在籍し、
佐山雅弘、山木秀夫らとライブ活動を行う。

■同時期、スタジオやテレビ等でスタジオミュージシャンとしても 活動する。  
(ベストテン、ミュージックフェアー、紅白歌合戦)等多数。

■バックミュージシヤンとしては(森山良子、研ナオコ、クロードチアリ、フォーリーブス、
 武田鉄矢、黒沢博、長嶺ヤス子、辺見マリ、玉置浩二、布施明、ルクプル、財津和夫)
 他多数、現在に至る。

■1992年坂本龍一、オルケスタデラルス、森山良子らとスペインの音楽祭に出演。

■l993年頃から自己のグループでセシル、モンロー、マーティーグレイシー、   
 ロドニードラマーらとライブ活動。

■1996年総合プロデュースCD『アラベスク』発売。  音楽プロデューサーとしても活動。

■2001年CD『DUO』CD発表。

■2002年ブルーノート出演CD『Curtain Call』発表。  
 東京ディズニーランドでのソロライブを皮切りにソロギターとしての活動を始める。

■2003年全オリジナルCD、First Train発表!

■2004年KMC音楽学院ギター講師就任。

■2009年 ニューアルバムCD「フレグランス」発表!